2025.01.23「先進事例視察」体験レポート(令和6年11月5日開催)
令和6年11月5日(火)に14社、事務局を含めた総勢21名の参加にて、
「三菱重工エンジン&ターボチャージャ(株)」、及び「東急建設(株)技術研究所」の2社を環境保全先進事例として視察しました。
三菱重工エンジン&ターボチャージャ(株)では脱炭素の取組として自社製の水素発電設備の実証試験を行う他、自家発コージェネレーション設備や太陽光、蓄電池を用い分散型電源設備を構築、広範な生産プラントにおいてオフグリッドでの自立給電システムが成立していることに大変感銘を受けました。
同社は2050年のゼロカーボンを待たず、2040年にクリアする目標を設定しているとのことです。
東急建設(株)技術研究所では既存建物におけるZEB化に関する技術力の蓄積を図りながら研究所全体の省エネ・創エネに取り組んでおりました。外断熱化、自然換気、
放射空調システムに加え、熱利用が想像以上に効率を高めていることに驚きました。
また水素貯蔵発電システムにも取り組んでおり、エネルギーのピークカットを図っている点にも感銘を受けました。
今回、2社の視察を通じ、水素発電の技術がすぐそこにあること、省エネには熱利用がとても有効であることを改めて実感する機会となりました。
(東京電力パワーグリッド(株))