2024.10.30令和6年度第2回河川生物相調査体験レポート(令和6年10月11日実施)
2024年10月11日(金)、今年度第2回目の河川生物相調査を3班、合計12名で実施しました。
この事業は毎年同じ時期に、同じ場所を調査することで河川の状況変化や生息する生物の種類・個体数を確認し水質階級を評価する事で環境変化を捉える事を目的とした活動になります。
調査は、境川3地点、姥川、八瀬川、鳩川、相模川、道保川の計7地点を3班にわかれ行いました。
前日の雨による水量増加の為、安全リスクからいくつかの調査地点で見送りとなりましたが、当日は気温も涼しく、過ごし易い陽気となり絶好の調査日和となりました。
調査前には川沿いのフェンスにバナーを掲げますが、その際、やや色褪せた「環境を良くする会」の環境美化の看板を見つけ、これまでの諸先輩方の活動の一環に触れることができ、感激しました。
調査では、長靴で河川へ入り、ザルや網を使って生物を探していると、普段通り過ぎているだけの河川の風景の美しさやエビやヤゴ、ヒル、アカムシ、ドンコなどの生物が暮らす、川の綺麗な様子も知ることができました。 水質階級というものも初めて今回学び、生息生物による評価方法のユニークさにも感心しました。
今回の参加で反省すべき点は、指標となる生物を事前に把握できていなかったことです。2箇所目の調査からは意識して対象生物を採集する事ができました。中には顕微鏡でないと確認できない生物もいたようで、勉強になりました。
地道な活動ではありますが、一緒に参加された方は皆さんとても意欲的に取り組んでおり、非常に感心しました。私も後日職場にて、今回の活動概要を写真等を添えて説明したところ、改めて関心を持っていただく方もおりました。今後もこのような活動を通じて、相模原の大切な自然を守っていかなければいけないと感じました。
(三菱重工業㈱ 小川)