2024.08.01「夏休み環境教室」体験レポート(令和6年7月27日実施)
令和6年7月27日(土)、青野原オートキャンプ場にて、市民33名(うち小学生18名、保護者15名)と役員・事務局等の総勢55名によって「夏休み環境教室」が開催されました。前日の天気予報では曇のち午後から雨の予報で進行への影響が懸念されていましたが、当日の日中は良く晴れ、気温も36℃まで上がる陽気となりました。
私は自家用車でキャンプ場へ直接集合でしたので、一足先に現地入りし会場の準備をしながらバスで来る参加者の皆さんを待機していましたが、キャンプ場は前日から宿泊している方や当日到着した方が既に多く、各サイトからは楽しそうな声が聞こえてきていました。
バスから降りてきた楽しみで胸いっぱいの子供たちを出迎え、簡単な開会式を終えた後、いよいよ夏休み環境教室がスタートしました。
まず最初はマスのつかみ取りです。いけすに放たれた数十匹のマスたちを子供たちだけで全て取っていくのですが、素早くひらりひらりと動くマスの泳ぎに翻弄され最初は中々捕まえられません。保護者の方々からも「こっちにいるよ!」「頑張れ!」という声援が発せられます。果敢につかみ取りをチャレンジしていく子供たちは徐々にコツを掴んでいき、遂に「捕まえた!」の声と歓声があちこちから響くようになりました。生きた魚の力強さに直に触れることができ、子供たちにとって一生の思い出に残る特別な体験となったことかと思います。
続いて川の生物自然観察会です。子供たちは網とバケツを持ち、キャンプ場を流れる道志川に入り見つけた生物を採取していきます。この時間になると気温も非常に高くなってきていたので、涼やかな川の水が気持ちよく感じました。数十分程採取を行った後川辺に集まり、生物講師の先生からヘビトンボやカジカガエル等、捕まえた生物それぞれの解説がありました。「この生物がいるという事は、この川は非常に綺麗な川なんだ」「この綺麗な川をどうかこれからも守ってください」という先生のお話しを、子供たちが真剣な顔で聞いていたのが印象的でした。
お昼ご飯として提供された鮎の塩焼きとかてめしに舌鼓を打った後、午後からは竹トンボや箸、昆虫模型を手作りする竹細工教室が開かれました。子供たちは竹細工製作の先生から「ここをこういう風に削ってね」「ゆっくりね」等アドバイスをもらいながら、普段中々触る機会の無いナイフを片手に緊張しながらも皆楽しそうに作品作りに取り組んでいました。
今回の環境教室を通じて、子供たちは自然と深くふれあい、その魅力を存分に味わうことができたかと思います。この経験から子供たちの心の中で自然への愛着が育まれ、将来の環境保護活動に繋がることを願っています。(東プレ株式会社)