2022.11.01令和4年度第2回河川生物相調査レポート(令和4年10月14日実施)
令和4年10月14日 河川生物相調査を行いました。河川生物相調査とは、生息する生物の種類・個体数を確認し水質階級を評価するものです。この相模原水系での調査は昭和51年より定点観測を続けており、河川の経時変化を見ています。
今年も、引続き境川4地点、姥川、八瀬川、鳩川、相模川、道保川の計9地点を調査しました。調査当日は曇り時々雨、エコパークさがみはらより調査員9名が3班に分かれて各地に向かいましたが、前日の雨による水量増や急流になったため調査は危険と判断され断念した個所もありました。
調査内容は、指標生物としてカワゲラ、ヤゴ、タニシ、ヨコエビ等28種類の生物の採取ですが、私が担当した河原のような場所は雨によりいつもより急流だったり、濁りのためか石をひっくり返してもほとんど採取はできませんでした。班によっては調査に熱が入ってひざ下長靴を履いているにもかかわらず、片足水が入ってしまったとか、転んでしまったなどハプニングもありました。採取した生物を同定するために肌寒い雨の中、虫眼鏡と図鑑を使う苦労もありました。採取した生物の種類と数で水質を決めていきますが、ヒルやイトミミズでは「よごれた所」「大変よごれた所」となり、サワガニやヤゴ、カゲロウなどいれば「きれいな所」となります。今年は4/9ヵ所調査でき、3ヵ所は「きれいな所」1ヵ所は「ややきれいな所」となりました。
これからの日本の未来を担う子供たちに、自然豊かな河川敷を残すため引き続き相模の水辺を見守っていきたいと思いました。(昭和電線㈱)
