調査活動

河川生物相調査

当会は、河川に生息している生物の種類や個体数などを調査することにより、市内の河川の水質を30年以上にわたり経年的に調査しています。

当該調査は、当会の前身である「相模原の河川をきれいにする会」の河川浄化活動の一環として、昭和51年より始まったもので、当初は、境川5地点で調査を行っていましたが、以後調査地点の変遷等を行いながら調査が進められ、平成元年より現在まで5月と10月の年2回、市内6河川9地点の調査という形で実施しています。

調査方法としては、当会の生物相調査部会が平成6年3月に編集した「水生生物による河川の水質判定の手引書」を基にしたもので、河川の汚濁の進行に応じて水生生物の生息範囲が限られてくることを利用した調査となっています。相模原の河川に生息する水生生物のいくつかを指標生物として設定し、この生物の生息の有無、採取量によってその場所の水質を階級区分し、水質の汚染度を測るものであり、調査する指標生物は、川に生息する生物のうち、比較的移動性の少ない底生動物、サワガニ、トビケラ、ヒル、イトミミズなどの28種類の生物としています。

調査開始当時は、家庭排水などによる汚染がひどかった境川(上中村橋地点等)も、水質汚濁対策等の長きに渡る環境保全の取組等の結果、近年はos(きれいな所)を概ね維持するものとなっています。

過去の実施結果

年度 実施日 場所
令和4 10月14日 市内4河川4地点(5地点調査できず)
5月20日 市内6河川9地点
令和3 5月12日 中止
10月12日 市内1河川1地点(3地点調査実施できず)
令和2 5月19日 中止
10月22日 市内6河川8地点(1地点調査実施できず)